書く

書店イベントのお知らせ

新刊「終わり続ける世界のなかで」の発売日がだんだん近づいてきて、どきどきしています。新潮社のホームページ等では書影も出始めました。(こちら)表紙の装画はやまぞえみよさんの作品で、ミシンでの刺繍によって表現されています。扉絵も手がけてくださ…

脱稿しました。

「終わり続ける世界のなかで」脱稿しました。カバーデザインも見せてもらいましたが、力強くも美しいものでした。発売日ごろには書店でのイベントも計画されています。詳細が決まりましたら、またお知らせします。「ひなのころ」が九月に実施された埼玉標準…

新作刊行予定

すごく暑かったり、驚くほど涼しかったりした8月もそろそろ終わりますね。 秋には出版されるかも、とお知らせした新作のゲラをもらってきました。 なにしろ前作「ひなのころ」の文庫化からもずいぶん時間がたってしまいましたのでゲラをみるのは久しぶりで…

10周年

昨年10月以来の更新です。ご無沙汰している間に、毎年書くようにしていたファンタジーノベル大賞の授賞式も終わり、年も明けてしまいました。3月の大震災で、たぶん、時代も変わってしまったんでしょうね。 9.11のとき、一夜にして世界が変わるというのはこ…

4作目

3作目「ひなのころ」を出してから、ずいぶん時間がたってしまいました。さすがに、そろそろ次が出せないものかと焦る気持ちもあるのですが、良い作品に仕上げて、読んでいただくことが何より大事。4作目となるであろう話は「世界終末戦争」や高橋和巳氏の「…

本の雑誌

初回から日本ファンタジーノベル大賞の選考委員をなさっていた井上ひさし氏がお亡くなりになりました。「クロニカ」について「作家的野心と勇気を買う」と選評してくださったことをありがたく思い出しました。ご冥福をお祈りいたします。去年にひきつづき、…

四作目

今年もすでに10日がたちましたが、初ブログということであらためまして、新年あけましておめでとうございます。 昨年は、義井豊氏と再会できたり、島田泉教授にお会いできたり、ものすごく遅ればせにマイケル・ジャクソン氏のファンになったりと出会いの多い…

ナショナルジオグラフィック日本版

8月9日に島田泉教授にインタビューしましたと書きましたが、それをまとめたコラムの掲載された「NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 9月号」が発売されました。コラム名は「地球人物記 島田泉 古代アンデスに挑む考古学者」です。 限…

訃報

「ひなのころ」よかったです、と連絡をくださったところからおつきあいの始まった新潮社の編集さんが亡くなっていたことを知りました。周りの方を煩わせたくない、との気持ちからご病気のことを伏せていらしたそうで、わたしも何も知らなかったので、本当に…

こんな人も書いてます

はてなダイアリーの「こんな人も書いてます」に認定されました。どなたが推薦してくださったのでしょうか。どうもありがとうございました。これからも今のゆっくりしたペースでぼつぼつ更新していきたいと思っています。 また、「STRANGE FICTION」(「SFマガ…

本の雑誌

「本の雑誌」5月号の特集「2009年、私の仕事(予)!」アンケートにお答えしました。今、執筆している作品を早く形にしたいものです。

「ひなのころ」入試問題

「ひなのころ」が、私立中学校の平成21年度入学試験で出題されました*1。入試問題への採用は4回目になります。文庫本の出版は去年でしたが、単行本が出てからはすでに三年近くが経過しているので、少々、驚きました。 とある文学賞の最終候補作に選ばれ、思…

新年にあたって

あけましておめでとうございます。昨年は多くの人にとって大変な一年であったかと思います。でも、冬来たりなば春遠からじ、日はまた昇るもの。新しい年が皆さんにとって素晴らしいものでありますことをお祈りしています。わたしにとっても、いろんな意味で…

「あたしをとらえた光」解説

わたしが解説を書いた「あたしをとらえた光」(原題"Magic Lessons")がハヤカワ文庫FTから発売になりました。この作品、著者はジャスティーン・ラーバレスティア(Justine Larbalestier)氏で、翻訳は大谷真弓氏、2007年アンドレ・ノートン賞受賞のファンタジイ…

小林万希子さんホームページ

「ひなのころ」の入試問題が採録された受験問題集が送られてきました。受験生の方にはそろそろ追い込みの時期ですね。わたしも頑張らなくてはなあ、と思うのは、もちろん新作の執筆です。「本の雑誌」5月号特集「私のマル秘新作!」で触れた作品は、枚数だけ…

アンケート「私のベスト・ファンタジー」

8月9日の記録で、「小説新潮」9月号では日本ファンタジーノベル大賞の20周年記念大特集が組まれています、と書きましたが、実際の特集名は「日本のファンタジーはすごい!」でした。もう一つの特集が「短篇ファンタジー傑作選」で、こちらの執筆者は8名全員…

第7回センス・オブ・ジェンダー賞

今年で第7回目となるセンス・オブ・ジェンダー賞受賞作が発表になりました。第4回で「アマゾニア」に大賞をいただいたご縁から、今回、最終選考委員として関わらせていただきました。結果は以下のとおりです。 2007年度 Sense of Gender賞 受賞作品 ○大賞 松…

日本ファンタジーノベル大賞20周年

今朝の新聞で、第20回日本ファンタジーノベル大賞受賞作が発表になっていました。大賞は中村弦氏の「天使の歩廊 ある建築家をめぐる物語」、優秀賞は里見蘭氏の「彼女の知らない彼女」とのこと。おめでとうございます。中村弦氏のインタビュー(読売新聞9日…

復刊ドットコム「クロニカ 太陽と死者の記録」

復刊ドットコムに「クロニカ 太陽と死者の記録」を登録してくださった方がいらっしゃいました。どうもありがとうございます。(「クロニカ 太陽と死者の記録」復刊リクエスト投票)日本ファンタジーノベル大賞の復刊特集ページ(こちら)もあるんですね。 「…

本の雑誌

佐藤亜紀さんが「ミノタウロス」で第29回吉川英治文学新人賞を受賞されましたね。どうもおめでとうございます。一読者として、とても嬉しいご受賞でした。 さて、現在、発売中の「本の雑誌」5月号特集は「作家名音引き 二〇〇八年、私のマル秘新作!」ですが…

「ひなのころ」文庫発売

「ひなのころ」(中公文庫)が発売されました。学生時代まではおサイフの具合もあって、本といえば文庫本のことだったので、自分の作品が文庫で読めるようになったのは嬉しいです。ちなみに背表紙は孔雀藍、濃い青です。わたしの好きな色を選ぶことができまし…

「ひなのころ」文庫版発売日

「ひなのころ」の文庫版の発売日が2月25日と決まりました。値段は680円(税込み)です。表紙イラストは早川司寿乃氏が手がけてくださいました。カバーの色校を見せてもらったところ、小林万希子さんが描いてくださった単行本のイラストとはずいぶん雰囲気は違…

「ひなのころ」文庫化

新しい年が皆さまにとって素晴らしい年になりますように。 今年は2月下旬に「ひなのころ」の文庫版が中央公論新社から刊行される予定です。解説は畠中恵さんが書いてくださいました。 中公文庫では、辻邦生氏の「背教者ユリアヌス」や「霧の聖マリ」をはじめ…

電子書籍版「クロニカ 太陽と死者の記録」

Timebook Townの電子書籍版「クロニカ 太陽と死者の記録」(こちら)ですが、わずかながら昨年より読まれたようです。NHKスペシャルの影響でしょうか。「ひなのころ」を読まれた方から「クロニカ」の入手方法についてお尋ねがあったので電子書籍版をご紹介しま…

「失われた文明 インカ・マヤ」DVD

大阪外国語大学が大阪大学と統合して、大阪大学外国語学部になったとニュースで知りました。 わたしは外大のイスパニア語科卒なので、よく「それって、どこの国の言葉?」と聞かれたものでした。イベリア半島の大部分を占めるあの国を現在の日本でスペインと…

I am Chise KASUYA, not Tomoyo KASUYA

The English version program of "Nippon2007 The 65th World Science Fiction Convention" shows my name Tomoyo KASUYA as a participant in the program "Introducing the Tiptree Award and the Sense of Gender Award", however, my name is Chise KASU…

ワールドコン・Nippon2007レポート

8月31日、パシフィコ横浜で開催中の「第65回世界SF大会/第46回日本SF大会Nippon2007」に参加してきました。わたしの出席した「ティプトリー賞&センス・オブ・ジェンダー賞とは何か?(Introducing the Tiptree Award and the Sense of Gender Award)」では…

ワールドコン企画について

第19回日本ファンタジーノベル大賞受賞作が発表になりましたね。大賞は弘也英明氏の「厭犬伝」、優秀賞は久保寺健彦氏の「ブラック・ジャック・キッド」とのことでした。昨日の読売新聞朝刊のインタビューによると「厭犬伝」はゲームと人類学の知識を駆使し…

SF大会の企画に出席します

来月8月末に開催されるワールドコン(世界SF大会)の企画「ティプトリー賞&センス・オブ・ジェンダー賞とは何か?」に出席する予定です。 詳細は後ほどお知らせいたします。ワールドコン「Nippn2007」の公式ホームページはこちら

NHKスペシャル「アンデス ミイラと生きる」

先日、お知らせした「NHKスペシャル 失われた文明 インカ・マヤ」の第1集「アンデス ミイラと生きる」を観ました。現代にもミイラ信仰が残っている様子を映像で観られたのが興味深かったです。ワマン・ポマのイラストは素朴で味があって好きなのですが、それ…

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