「鉄塔武蔵野線」を見ました

先日、所用があって行った場所でたくさんの鉄塔を見かけたので、ソフトバンク文庫をひらいてMAPを確かめてみましたら。まさしく、「鉄塔武蔵野線」そのものを目撃していたのでした。映画版新潮文庫版ソフトバンク文庫版と姿を変えた「鉄塔武蔵野線」ですが、わたしはラストのファンタジックな変電所のシーンが好きなので、最初の単行本版に愛着があります。
・「陽だまりの彼女越谷オサム ISBN:4104723029
幼なじみとの再会から始まる恋愛小説。この要約に間違いはないのですが。「あれ? これってもしや」と思った瞬間、「ユーレカ!」の快感が走りました。ダメ押しのスカイダイブに拍手。


・「夕陽の梨ー 五代英雄伝」仁木英之 ISBN:4054036317
第12回歴史群像大賞最優秀賞作。後梁を建国した若き日の朱全忠黄巣の乱での活躍を通して「いかにして人は英雄となるのか」を描いた作品であると私は読みました。ヒーローとは、なりたい人がなるというだけでなく、なってほしいと周りから望まれた人がなるものでもあるのでしょうね。

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