日本ファンタジーノベル大賞関連３作

・「みぃつけた」畠中恵(文)、柴田ゆう(絵)　ISBN:4104507067
「しゃばけ」シリーズの若だんなと鳴家との出会いが描かれたビジュアル・ストーリーブック。影絵やシャボン玉で遊ぶ鳴家たちが無類に可愛いです。

・「飯綱颪―十六夜長屋日月抄」仁木英之　ISBN:4059004502
歴史群像大賞最優秀賞と日本ファンタジーノベル大賞をＷ受賞された直後の書き下ろし小説。登場人物たちがそれぞれに「ふっきれる」瞬間がよかったです。

・「やどかりとペットボトル」池上永一　ISBN:4309017924
池上永一氏初のエッセイ集。私にとって、おばあちゃん萌え小説ベスト３といえば、カポーティの「草の竪琴」と中上健次の「日輪の翼」、そして池上氏の「バガージマヌパナス」なので、とても楽しく読みました。最後から二番目のエッセイ「忘年会」に「おれの流し目と（マツケンサンバの）サンバステップを見たいやつ、呼べ」とありましたが、それはぜったい見たい！です。