小松左京『日本沈没』-未来へのヴィジョン-展

近況はといえば、ひたすら長篇を書いています。
SFマガジン8月号に「SFセミナー2013」レポートが載っていました。「シスターフッドの時代に」については、柏崎玲央奈さんがまとめていらっしゃいます。
「ひなのころ」はキンドル版が出ました。「ひなのころ [Kindle版]
明治大学 米沢嘉博記念図書館で、故小松左京氏の『日本沈没』-未来へのヴィジョン-展がひらかれています。日本SF作家クラブからの三つの質問に答える形で寄せられたメッセージが50人分、展示されています。わたしも参加しました。


小松左京日本沈没』-未来へのヴィジョン-展
http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-sakyo.html

日本沈没』へのメッセージ50
1.「日本沈没」には、いつ、どんな理由で目を通されましたか?
2.その時の「日本沈没」の印象はいかがでしたか?
3.「日本沈没」の読書あるいは鑑賞体験が、どのように自分の創作活動に影響を与えていると思われますか? もしこの作品は「日本沈没」 の影響を受けているというご具体的なご自分の作品がありましたら、そのタイトルを挙げてお答えください。

そのメッセージのなかでも触れましたが、学生時代、小松左京氏がわたしの母校にいらして講演をされたことがあります。その講演を聞いて、生まれて初めてくらいに未来について、すごく明るい気持ちになった、それは覚えているのですが、肝心の中身はもうすっかり忘れてしまったのが残念です。「いやあ、このあたりは昔、タヌキやイノシシが出ましてね。わたしがタクシーに乗っていたら、タクシーが衝撃とともに急に止まって、運転手さんが外へ出るからびっくりしていたら「今夜はシシ鍋です」と言う。イノシシをはねたんですな」という前ふりばかりを、くっきり覚えています。

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