第23回日本ファンタジーノベル大賞授賞式&記念トークショー

ブックファースト新宿店トークショー

24日、第23回日本ファンタジーノベル大賞の授賞式とパーティへ出席してきました。今年の大賞は「さざなみの国」勝山海百合さん、優秀賞は「吉田キグルマレナイト」日野俊太郎さんでした。あらためて、おめでとうございます。

毎年、この席で過去の受賞者の方にお会いできるのが楽しみなのですが、今年は東北にお住まいの方々のご無事な姿を拝見できて、ほっとしました。とくに第14回に「戒」でデビューされた気仙沼在住の小山歩さんと久しぶりにお会いできて嬉しかったです。

その翌日には、ブックファースト新宿店で受賞作決定記念トークショーがひらかれました。わたしは「終わり続ける世界のなかで」が受賞二作と同時刊行となったご縁で参加することになりました。勝山さんと日野さんは長年コンビを組んでいらしたのかと錯覚するほど、息がぴったり。大森望さんの軽妙かつ行き届いた司会のおかげもあって楽しいトークショーとなりました。沢村凜さん、斉藤直子さん、西崎憲さん、里見蘭さん(受賞順)も駆けつけてくださいました。

わたしはトークそのものは落ち着いていられたのですが、どういうわけかサイン会になったとたんにあがってしまい、長いつきあいの友人にまで「間違えるといけないから名前を書いて!」と叫ばなくてはならない始末でした。

ご来場の皆さん、どうもありがとうございます。「クロニカ」をもってきてくださった方、妹さんが全作読んでくださったファンだという方、ネットでは様々な感想を読むことができるのですが、読者の方に直接、お目にかかれたのは初めてでした。これから執筆を続ける励みとさせていただきます。

そうそう、今回「『クロニカ』のときには、制限枚数が500枚程度だったので、600枚で出してOKだった」という話をしました。以前、「新人賞の極意」という本のインタビューでも同じ話をしたのですが、いまは投稿数が増えたために枚数制限がとても厳しくなっていて、枚数オーバーはそれだけではねられてしまうそうですので、応募者の方はご注意ください。

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