SF大賞贈賞式

「ひなのころ」口絵(小林万希子さん画)

今日はひな祭りですね。ひな祭りといえば、わたし的には「ひなのころ」なわけなので、画像は「ひなのころ」の口絵(小林万希子さん画)です。

さて、初めて日本SF作家クラブ総会に出席してきました。いつもより出席者が多かったとのことで、たくさんの方に囲まれての入会挨拶はかなり緊張しました。総会につづいて、徳間文芸賞の贈賞式にも出席しました。第9回大藪春彦賞は北重人氏「蒼火」と柴田哲孝氏「TENGU」。第27回日本SF大賞萩尾望都氏の「バルバラ異界」、第8回日本SF新人賞は樺山三英氏の「ジャン=ジャックの自意識の場合」、同賞佳作が木立嶺氏の「戦域軍ケージュン部隊」でした。「バルバラ異界」は複雑な話なので、この機会に、もう一度、異世界の雰囲気を楽しみながら読み返してみたいと思いました。樺山氏の作品は、教育論「エミール」を書いていながら五人の子供を次々に孤児院へ入れたジャン・ジャック・ルソーを題材にした話とのこと。ぜひ読んでみたいです。

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