電子書籍での「クロニカ」復刊

今年の目標は「今年は少しずつでもブログを更新する」だったのですが。ついに、一年ぶりさえ超えて、一年半ぶりの更新となりました。来年の目標も「ブログ更新」だな、こりゃ。

西崎憲さんの「惑星と口笛ブックス」という電子出版レーベルから、日本ファンタジーノベル大賞(以下、NFN賞と略します)出身者有志が参加した「万象」という競作短篇集が出ます。森羅万象からとったタイトルなので「ばんしょう」と読むのが正しいはずですが、わたしはつい「まんぞう」と読んでしまいます。このタイトルに合わせて、わたしは、象がたくさん登場する短篇「象になりたかった少年」で参加しました。舞台はアショーカ王時代のインドです。
この競作短篇集が形になるまでのエピソードについては、斉藤直子さんが愉快な編集後記を書いていらっしゃいますので、どうぞ、そちらをお楽しみに。


同じレーベルからNFN賞受賞作が復刊されています。「クロニカ 太陽と死者の記録」も出していただくことになりました。2001年の出版から十七年目、二度目の電子書籍化です。
チェックのため、久しぶりに、きちんと通して読み直しました。執筆からこれだけ時間がたっていると、細部を忘れているので他の人の作品みたいで新鮮。あら、ユーモラスなシーンが意外に多いのね、という感想をもちました。
滅亡期のインカ帝国とスペイン植民地下のペルーを舞台にした話です。マチュピチュへの旅のおともとして、また、インカ展開催時には、その予習復習として(?)、読んでみていただけたら嬉しいです。

惑星と口笛ブックス
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